ドラマを見る。夫婦がソファに並んで座っている場面、綺麗なテーブルで食事をとっている場面、子どもが大きなテレビでアニメを見ている場面。それらを見ていると、私は果たしてこんな家で暮らすことができるのだろうかと思う。稼げるのだろうか、その上で健康な生活者として元気に生きていけるのだろうかと思う。もちろん、ドラマはドラマ、であるのだけれど。ではあるのだけれどなあ。
『1122』に出てくるキャストさん、男性も女性も顔が良すぎる。ずるい。ずるいって……。舞台に乗る人である彼らと一般人である私を比較するものではないんだろうけど。ないのだろうけれど。でももう少し私の肌が綺麗だったらなあとは思ってしまう。鏡に映る、もう綺麗な状態に戻りそうにもない私の凹んだ肌を見ると、どうしようもなく悲しくなってしまう。