240802

日記

よく寝た。昨日、午前中に予定を入れることをとどまることができて本当によかった。友人と寮食のカレーを食べた。彼はこれから9時間かけて青春18切符で東京へ向かうらしい。すごい。とても想像ができない。金がないない言いながらも、夜行バスに乗ろうとしている私は軟弱者だ。

午後、大学で友人と待ち合わせて、お互い黙々と作業を行う。私は研究室の先生からお借りしていた柳父章氏の『翻訳語成立事情』を読み進めた。面談の前に読み切りたかったが、時間が足らなかった。

先生との面談は夏のゼミ合宿の調整を目的とするものだったが、最近私が考えていることの報告とそれに対するフィードバックにかなり時間を割いてくださった。楽しかった。

夜の用事までまだしばらく時間があったので、経済学部の図書館へ向かった。寮の先輩がいたので、近いところで私も作業をした。先述の本を読み終えることができたので、山内志朗氏の『わからないまま考える』を読み進めた。ただ、あまり集中できず、ゼミ合宿で何の本を読もうかという楽しい計画に耽っている間に時間がどんどんすぎていった。

九鬼の『偶然性の問題』も、和辻の『人間の学としての倫理学』のどちらも附属図書館にあったのでパラパラとめくってみた。九鬼の本はあまりにも難しそうすぎたので合宿で取り組むとしたら和辻だろうか。


この3月、熊野寮の先輩との縁から素敵な大人達に出会った。今日はその一人の留学行ってらっしゃい花火会が鴨川であったので、寮からハイネケンバケツをお供に過ごした。初めましてさんとの挨拶もあり、風が強くてライターとろうそくじゃ埒が開かないから、憧れの先輩と100均までチャッカマンを買いに行くイベントありで、数年ぶりの花火を楽しんだ。夜、野外、火は無条件に人をわくわくさせる。

花火が終わり、お腹を空かした我々は近くの居酒屋へ移動した。わいわいと盛り上がってそれはそれは楽しかったのだが、何よりあけすけな猥談がすごかった。熊野寮はその辺綺麗なので、何となく性の話題を避ける雰囲気があるのだが、そんなものは全くなかった。私には提供できる話題が一切なかったからただただ人の話を聞いて笑うだけだった。気持ち悪い方向にいかず、腹の底から笑えるカラッとした猥談が清々しかった。久しぶりにかなり酔った。

盛り上がった席を離れ、一人で帰路に着く。うすうす酔うだろうなとわかっていたので、ハナから自転車ではなく歩いてきた。帰り道は長い。躁の時間が終わると、一気に気が沈んでしまう。今日もそうだ。恋人との間に最近感じていた少しのもやもやが肥大化し始めて眠れなくなる。恋人にそのことをぼやく。翌日後悔することになる。それは明日の日記に譲る。