昨日・一昨日も日記を書きかけてはいたのだけれど、手を加えて投稿するところまでいかず鮮度が落ちて没へ。今日は書く。
酷評で噂の白雪姫の実写を、あまりにも酷評すぎるからってことで友人と見に行った。私は、アニメ映画の白雪姫を見たことがなくて、オリジナルへの愛がないからなんだろうけれど、素直に面白いと思った。ディズニー作品を普段見ないからなんだろうけれどCGも音楽も魅力的に感じたし、インド映画みたいに踊ってばっかで面白かった。とはいえ、一緒に見た友人は「ミュージカル要素については『ハイホー』が頂点だったよ」と言っていて、まあそういう意見もあるかと思った。
どの時代にも制約はある。当たり前だけど王政の時代に共和政を唱えるようなことを言ったら、ソ連体制下で多党制を訴えたら、弾圧の対象でしょう。そんな中でも抜け穴を見つける人はうまいこと揶揄った傑作を産むことだろうし、逆にその制約に真っ直ぐ乗っかる形で名作を生み出す人もいるでしょう。いつの時代も多かれ少なかれ制約はあるんだから、「多様性を唱えて息苦しい」といった類の意見の気持ちはわからんでもないが、まあしょうがないんじゃないという心持ち。
その意味で、白雪姫の実写は良かったと思う。潮流に乗った形で現代的な白雪姫を表現していたから。友人は、かつて「白人!白人!」の文化を(自覚的だったか無自覚的だったかは置いといて)押し出したディズニーが、現代においてそれを破壊して再構成し直しているのは、真摯で素晴らしい態度だと思うと言っていた。その視点はなかったけど、だとしたら確かに作り手として素晴らしい態度だと思う。
これも友人が調べて教えてくれたことだけど、今回の製作陣はリベラルが多かったが故に、トランプ体制のアメリカで嫌われたらしいとのこと。これもまた制約か。グロテスクだけど、これもさっきとおんなじ感じで仕方ない話なのかもね。