いい1日だったというには、ちょっとしょんぼりなことが多かった。バイト先にイヤホンを忘れるし、部屋のために私費で購入した二段ベッドの梯子はサイズを間違えてしまっていた(し、返品の手続きをする気力はない。つまり6,000円弱が消えてなくなった)。夕方は降り出した雨の中で自転車を漕がねばならなかったし、そのために友人と予定していた銭湯は無くなった。書く予定だったフィクションには手をつけられず、明後日のゼミや週末の読書会の準備は思うように進まず、Indesignを開く勇気がなかったから紙面組みはどうにもならなかった。
それでも、心持ち悪くはない1日だと感じているのは、それなりに楽しいことを色々とできたからなのだと思う。これからの楽しいことに繋がっていきそうで嬉しい。
まあ散々な日になりそうだった割にはよくやったんじゃないでしょうか。寝る前に何か甘いものでも褒美にくれてやろうとうきうきしながら飲み物を買いに行ったけれど、目当ての飲料は売り切れていた。コーヒーは眠りにくくなりそうだし、炭酸という気分でもない。うーん。思い切ってランダムのボタンを押してみる。でてきたのはMAX COFFEEでした。まあ好きだけどさ。
さっきまでの自分はコーヒーなんて飲むつもりじゃなかったのだから、明日の朝にとっておいた方がいいのだろうけれど、結局誘惑に耐えかねてプルタブを開けてしまった。甘くてうまい。
考えてみよう。ここぞというときにコーヒーが睡魔を撃退してくれたことがどれほどあっただろうか?
甘くて美味くて満足したから、飲んだことを後悔することはない、というのはもしも眠れなかったら流石に嘘になるかもしれない。別に今日張り切ってもらう必要はないんだ。カフェインさんには空気を読んでもらいたいものだね。