240610

日記

大学を休みたくて休みたくて仕方がなかったが、なんとか日焼け止めを塗って、自転車にまたがって、大学へ向かった。月曜はいつも憂鬱だが、先生の声が好きなことだけが救いだ。

執着心を幽霊と表現して、歌詞を書けないだろうかと練っているが、よくよく考えれば日本の妖怪概念も、人の心理みたいなのが反映されてきた文化だろうから、そこを温めれば歌詞のネタも手に入るかもしれない。妖怪学をやってみるか?

昼食をとりに、わざわざ寮へ戻る。私の通うキャンパスよりはるかに遠い遠いキャンパスからわざわざ自転車に乗って帰ってきた同期と一緒にご飯を食べた。その同期は、午後にまた遠いキャンパスへ向かうようだ。感心する。

私も負けじと大学へ向かう。授業へ出席したけれど、なんだか途中で嫌な汗をかく感じが出てきて、呼吸の場所も変な感じがしてしまい、耐え難くて早退した。これで二回目だ。前回とは違う授業だったのが余計辛い。大学で授業を受けることはもう諦めた方がいいかもしれない。

出町座に『夜明けのすべて』を見に行った。出てくる人が優しい人ばかりだった。登場人物たちの苦悩も、周りの人の温かさも、とてもよく伝わってくるいい映画だった。早退したで今日が終わらなくて良かった。

大学図書館の音楽コーナーでずっと気になっていた『リディアン・クロマティック・コンセプト』を借りた。高すぎてためらっていたが、大学にあったとは。ありがたい。寮に戻ってピアノを弾きつつ読み進めた。

昨日大好きな先輩と電話をした時に、「最近弱っているんです」と伝えた。先輩からは「まあ美味しいものでも食べな」という言葉をもらった。そんな一幕もあったので、夜は友人を誘ってラーメン屋のキラメキへ行った。

寮に戻って、制作中のダンスミュージックについて寮の友人からコメントをもらう。やはり行き詰まった時は、その分野を研究してきた人に聴くに限る。ありがたい環境にいる。自分の好みからは少し外れてしまったので、微調整していきたい。