241217 : 帰り道

日記

思いがけずに泣いていた。

ひきつる喉はそれなりに痛くて、泣くってこんなだったかと思った。

喉の奥でつまっていた痰がどろりとこぼれて口の中に流れ出たたのを感じながら、そういえば確かに息苦しかったと気がついた。


電車の中で、駅の改札前で、ホーム柱にもたれかかって、床に座り込んでいる人がいた。駅の階段で横になっている人がいた。電車で椅子に座っていたらピンクの甘ロリに身を包んだ人が入ってきた。スカートはパニエでしっかりと膨らんでいて、普通に座れば2人分の座席を占めそうな雰囲気だった。私の死角で3人がけの席に座ったようだけれど、あの座席は3人がけとしてその職務をまっとうしたのだろうか。なんだか不思議な日だと思った。