白橋つむぐ

作り話

憐憫

私が親元を離れたのは大学生の時である。片田舎から上京する折に家を出て、そのままこちらで就職し、数年が経った。実家に顔を見せに行かなければと思う一方で、地元にいい思い出がなくて帰省を億劫がってしまう。根無し草のように、ふわふわと暮らすことので...
作り話

未練

私は自室での時間を好む。自室においては、私以外の何者も私を眼差すことはない。その事実が私を解いてくれる。しかし、自室では安らぐ以外の何もできなくなる。糸が切れたように、ぼんやりと時間を過ごすこと以外には何もできなくなる。だから、何かしたいと...
日記

240804

『存在の耐えられない軽さ』を読み切った。面白かった。すんなり眠りにつくことができなかった。久しぶりの夜勤が体に響く。
日記

240803

午前の3時を回ってようやく眠りにつけたのちの朝。何度か目覚めてしまったが、今日しっかり眠っておかないと明日のバイト先で地獄を見ることになってしまう。何度も布団でうだうだした甲斐があって、正午まで眠ることができた。一年前に買ったネックレス、昨...
日記

240802

よく寝た。昨日、午前中に予定を入れることをとどまることができて本当によかった。友人と寮食のカレーを食べた。彼はこれから9時間かけて青春18切符で東京へ向かうらしい。すごい。とても想像ができない。金がないない言いながらも、夜行バスに乗ろうとし...
日記

240801

お昼から大学で自主ゼミがあるので、とっとと身支度を整えて電車に乗らねばならないのだが、いかんせん腰が重く、あわや遅刻するところだった。幸い電車の遅延がうまいこと噛み合ってくれて、無事時間通りに大学に着くことができた。ミクロの教科書が終わった...
日記

240731

「明日の自主ゼミに向けて本を読まなければ!」という思いに反して、ぐんにゃりしている間に1日が終わってしまった。無念。
日記

240730

2曲分のデモを書いて、ギタリストに送った。寮にてブレーカーが落ちまくるのに耐えられなくなって実家に逃げ帰った。夜はとあるミーティングがあった。一年前にお世話になった方と30分くらい話をした。恋人と電話をして、眠った。
日記

240729

宗教学の試験を受ける。ちゃんと書き上げられた。高校の同期に大学院試験の英語についてプチ授業をした。相変わらず元気そうだったし、それなりに楽しんでくれたようでよかった。夜は先日上映会でご一緒した、その映画の監督さんと寮食を食べた。当日に伝えき...
日記

240728

明日のレポート試験の用意を進めた。とりあえず書き切ったが直しが面倒。単位くれる程度のものはかけたので、本当に気乗りしなければそのまま行こうかな。現実逃避に昨日友人から送られてきた英語の過去問に取り組んでいたら、予定より早く片付いた。早くフィ...