白橋つむぐ

日記

241020 : ごまかしも馬鹿にできない

終わりみたいなメンタルも、あの手この手を尽くした甲斐あってほどほどに立ち直ってきている気がする。酒もタバコも暴食もYoutubeも、衝動的な嵐が吹き荒れるままに関係性を終わらせてしまったり取り返しがつかないような自棄に至ってしまったりするよ...
日記

241014 : 結局人と食べるご飯が美味しいのだ

今日は祝日。大学がないのは嬉しいけれど、悲しいことに寮食もお休みになってしまう。どうしたものかと思ったけれど、なんだかんだ一緒にお出かけできる友人がいて寂しくはなかった。お昼ご飯。寝起きの友人を誘ってみると、やや悩んだのちに風呂に入って身支...
日記

241013 : 作ることと泣き言

昨日一緒に京都音博へ行った仲のいい先輩に、作詞に興味ないですかと声をかけた。私はしばしば歌詞を書こうと試みるし、8割方できている曲もあるのだが、言葉が好きな人に書いてもらいたい気持ちもある。何より、人と何かをすることになったら多少の強制力は...
作曲

241009

不意に訪れた休講で丸一日すっかりと空いてしまった。最近ずっとそうだが、今日も今日とてざわざわしていた。落ち着いて本が読めない。明日の勉強会の準備をしたかったもののさっぱり教科書が読めないので諦めて曲を書いた。ああだめだ、今日めちゃくちゃ躁な...
日記

241007

久しぶりに大学の授業に出た。シラバスに中間試験があるとの記載があったものの、詳細についてはよくわからない科目だったので、初回のガイダンスを受けといた方がいいだろうなという弱い動機に渋々付き合って自転車を漕いだ。授業前のざわざわとした空気感は...
作り話

沸騰

「ねぇ、話あるんだけど」旭はスマホの画面から顔を上げ、面倒くさそうに蓮を見た。嫌な目だ。蓮は一瞬喉をつまらせたが、息を吸い直して言葉を続けた。「また鞄買ったよね。貯めようってずっと言ってんのに、どういうつもりなわけ?」旭はわかりやすく大きな...
日記

241006

退屈が苦手だ。何か書くか、読むか、聞くか、見るか、弾くか、歌うか、食べるか、歩くかしていないと落ち着かない。身体のどこかを使っていないと気が済まない。夜、横になるときでさえ誰かの配信を垂れ流すなどして人の声を聞いていないと眠れない。一人の時...
作り話

微熱

仕事も休憩時間になった。葵は椅子から立ち上がり、自動販売機へと歩いた。買うものはいつもと同じ缶コーヒーだ。ガツンとした強さが得意ではないのでブラックは飲まない。ミルクと砂糖によって刺激が緩められたものを好む。平日は大抵7時間睡眠で、昨晩も例...
日記

241005

ここ数日調子が良くない。新学期の憂鬱に加えて、目下最大の悩みごとのせいでぐったりとしている。最悪だ。今日は寮で大掃除をやらなければいけない日だったのだが、実家でぐったりとしていたままに戻ることができなかった。夜の会議にはちゃんと出たいし、明...
作り話

瓶に言葉

遥には趣味があった。毎年9月、給料日後の週末にはメッセージカードとボールペンを持って電車に乗り、買い物に出かける。雑貨屋街を歩いて程よいコルク瓶を手に取り、好みの香りのする文香を買うのだ。本音を言うと新しいメッセージカードを買いたいところな...